ベガ弁!- スタッフたちの弁当No.1争奪戦-20.06

先日、いとこに会いまして。「毎月キャラ弁つくってるんだよ」って言ったら「その顔でキャラ弁はないわ」って爆笑されました。こんにちは、広報・塚本です。

さて、「ベガ弁!」も今回で9回目を迎えました!もうすぐ1周年ですよーめちゃ早いですね(おじさん)。

回を重ねるごとにお弁当のレベルも上がり、4月からは超強力新人3名も加えてますますヒートアップする「ベガ弁!」。今月はどんなドラマが待っているのか!?……待っていないのか?いってみよー!

ベガ弁とは?

月に一度、スタッフが弁当を持ち寄って、誰の弁当がNo.1かを競う、それが「ベガ弁!」です。毎月テーマを設けて、「テーマに合っているか」「彩りはきれいか」「栄養のバランスは」などの観点から総合No.1を決めます。

審査員は、現役ママでもある弊社のスーパーパート隊。“泣く子に追い打ちをかけてさらに泣かす”辛口批評が信条です。

今回のテーマは「映画・アニメ・ドラマめし」

今回はプランナー谷さんからリクエストをもらったこちらのテーマ!そもそも弁当をつくってこない彼が、なにゆえリクエストこいてんだっていう問題もありますが。

これは……ジブリ様やディズニー様で

多くの題材カブり

が予想されます……。大丈夫でしょうか?まま、見てみましょう!

お弁当発表!

まずは景気づけに新人さんのお弁当から!テクニカル田村くんのお弁当は『レミーのおいしいレストラン』よりラタトゥイユ!

とってもきれい!そしてインパクトある!これは審査員受けしそうですなぁ。さ!ほかにこの料理で勝負したものはいないか?

……いたーーー!

カブらないギリギリのラインぽかったですが、カブりました!こちらはテクニカル石亀さんのお弁当。ラタトゥイユは田村くんより小ぶりですが、その分ペンネを添えてお弁当としてのバランスがいいですね!

さぁ、早くもワンペア。設計・織田さんはなんですか?

「『天空の城ラピュタ』のパズーのかばんの中身弁当です!」

おぉおぉ〜〜!ストライクど真ん中剛速球!誰もが1回考えるやつ!こ・れ・はー……っセーーーフ!なんと織田さんオンリーでした!

パンに目玉焼き、りんご、そして“例の肉団子スープ”。注目は、セリフにしか登場しない“アメ玉2個”まで再現した、というところ。

「ふふ、パズーのかばんって魔法のかばんみたいね。なんでもでてくるもの」

シータの名言が聞こえてくるようです(しみじみ)。

次もど真ん中ストレートいってみましょう。アフター担当・坂元さんは『となりのトトロ』より、さつきのお弁当!こちらも超国民的アニメでカブり必須の一品ですが……

左上からポニョのラーメン、コクリコ坂のメル弁当、トトロのさつき弁当、千と千尋のおにぎり、ハウルのベーコンエッグ、魔女宅のニシンのパイ

やっぱりカブったーーー!設計・赤﨑さんの……

えっていうかこれ、サイズ感おかしくない?

食品サンプル?

「違うわっ!!ジブリに登場する料理詰め合わせですよ!裏テーマは「アリエッティのお弁当♡」アリエッティならぬアカサッキィが、ミニミニサイズで再現してみました♪」

確かに身長的にはアリエッティに近…「っおい!」あ、すんません。でもこれスゴイくないですか?もはやお弁当を超えた何か、という気すらします。オーバー・ザ・弁当。

早くも2ペアかぁ。この流れを止めてくれ!しみちゃん!ということでディレクター清水さんのお弁当は……これ何?

「映画の中のニューヨーカーがよく食べてる、デリバリー中華のイメージです!」

……イメージ?

「はいっ!」

イメージかぁ。分からんでもないけど。あれでしょ?台形の器に入ってるナゾの食べ物でしょ?でもまぁ、審議!審議です!具体的な作品がないので!

プランナー長田さん、これは?

「『凪のお暇』に出てくる土鍋茶碗蒸しとバナナ春巻きです!」

凪ね!個人的には大好きなので嬉しいんですが、

土鍋て!

弁当の枠を超えてこないで!こいつも審議対象ですね、まったく……次!

は?

えー、ディレクター榊原さん?これは……

「開けてみてください♪」

え、あ、はい。

「『猫の恩返し』のおさかなクッキーです!」

天真爛漫か!おやつじゃん!お弁当じゃないじゃん!

「あ、……そうですよね、すみません……」

いや!違う違う!怒ってるとかじゃないからね?いいじゃーん、おいしそーじゃーん。でも、うん、ちょっと審議?かな〜。

コサ、コサさーん!設計の小斎平さんはなんのお弁当ですか?

「『かもめ食堂』です」

おぉ!いいですね〜フィンランドの和食(家庭料理)屋さんを舞台にした映画ですね。

「……」

? どうしたんですか?

「すみません、ウィンナーにグリンピース入れてあるのは、妻が作りました」

んもぅ、コサさんの正直者!いいんですよ〜そんなこと!むしろ好印象!ポイントアップ!よっおしどり夫婦!

しかしながらガッツリカブりました!テクニカル桓本さんも『かもめ食堂』でした。鮭の塩焼きに生姜焼き、そしておにぎり。素朴でとってもソソります。

「僕、フィンランドにある実際のかもめ食堂に行ったんですよ」

マジすか!?どどど、どうでした?

「そんなに美味しくなかっ…」

ウェーイ!

ストップストップ!個人の見解です!弊社としての総意ではございませんので!

先ほどのかもめで3ペア。続いてはニューエイジ、“セカイ系”いきましょうか!ディレクター上大川さんは『言の葉の庭』よりオムライスです。

「タカオが味覚障害のあるユキノのために、彼女の家で作ったオムライスなんです!!」

お、おう。そうなんだぁ。……すんません、私はまだ新海誠未見なんです(陳謝)。

テクニカル日置さんも新海誠作品『天気の子』よりのり塩ポテチチャーハンとチキンラーメンサラダです。

「女の子の方の主人公が作ってたんですよ」

あー、それで次の日、男の子の方が起きたとき食べるの?

「は?」

え?だって入れ替わっちゃうんでしょ?

「それ『君の名は』や!」

ぐほっ!マジ間違えした〜(赤面)今まで隠してきた天然が出てしまった!

テクニカル植田さんも同上!完璧にカブり倒してます。この二人は完全に完成度の争いになりそうです。

ここまで同じってことは、余程印象的なシーンなんでしょうね。ジャンクフード好きとしては、お味が気になるところです。

さて、そろそろオールドスクールな私のアニメ飯も見てもらいましょう!

はい!カブですね。ここまではただの工作です。カブをパカリと開けると……

カッツどーーん!

もうお分かりですね?『ドラえもん のび太の日本誕生』に出てくる“畑のレストラン”です!最近、息子(4歳)と見直しまして。良かったんですよ〜、この道具にはかなり胸躍りました!

これは流石にカブらないでしょ(カブだけに)……ん?何?テクニカル山野くん。

「カブっちゃいました(カブだけに)」

ウッッソ!なぜひと回りも歳の離れた山野くんとカブるかね!しかもこれ、本物のカブ?

「いや、実は、カブは冬の野菜なので売ってなくて。……メロンで作りました」

メロ!?あ、ほんとだ!

カツ丼なのにめちゃめちゃ甘い匂いする!

山野くんてなんか、静かなるクレイジーだよね……

結果、同じ題材は4ペアでした。最後に、キレイにカブりを回避したお弁当を2つ。

テクニカル白澤さんは『今日も嫌がらせ弁当』の嫌がらせ弁当再現です!……気になるのは、

本物が超絶クオリティなのに、なぜそこに挑んだのか?

お弁当自体は悪くないんですけど、本物と比べると、ねぇ。あと、ベガ弁に「最優秀賞」はありません。あるのは「総合優勝」です。ちゃんと読めい。

経理・福迫さんは『ルパン三世 カリオストロの城』に出てくるミートボールスパゲティ!くぅ〜〜たまらんですね!豪快な盛り付けが、原作の大皿感出てて最高です。

これがカブらないとは。20代はもしかしてカリオストロ未見!?令和とは恐ろしい時代ですね……。

谷の箸休めターイム。

さ!一部に熱狂的ファンがいるという噂の「tani’s kitchen」いってみましょうか。早い話が余興なので読み飛ばし可です。

谷さん!出番だよ!仕事は一旦やめて……って何それ、ジジ!?

「フフフ、ipadで書いたんですよ(ドヤ)」

いや、うまいけど。もはや料理ですらなくて、私の心は凪ですよ。

しかも織田さんに手伝わせてるし!

「私、こういうの好きだから」

もう!織田さんは谷さんに甘すぎるんです!……で、肝心の料理は?

「今日はこれ!『魔女の宅急便』のミルクがゆです!」

……そこ!?

いや、他にもあったでしょ。ニシンのパイとかパンでできた看板とか、チョコケーキとかさぁ!

「子どもの頃からずっと気になってたんですよ。あのミルクがゆはどんな味なんだろう?って。ちなみに魔女宅の舞台はポルトガルのポルトなんですけど、ポルトガルのミルクがゆは甘いんです。」

「でもヨーロッパの他の地域ではしょっぱいミルクがゆも食べられてるので、おソノさんが作ったのがどっちか分からなくて。なので両方用意しましたよ!」

よく喋ること!

谷さんのジブリ好きは社内でも有名なんで、気持ちは分からなくもないけど。

でも、弱いよ。絵が。

甘い&しょっぱいって言っても、どっちも真っ白だし。自らテーマを指定して、これ!?

「フフフ、絵のこともちゃーんと考えてありますって」

「はいこれ、ジジくんの分!」

「ピギャ!」

……うーん、谷さん、弱いよ〜〜〜。料理関係ないし。

いざ、審査!

さ、谷さんのコーナーがややスベりしたところで審査参ります!まずは社長賞!

「ふむふむ、今回カブったね〜!」

「字がきたないなー」

社長!社長からのディスは重すぎます!それはこれから「あの二人」にやってもらいますので。

「がんばってるのは、伝わるんだけどねー」

分かります!がんばってるんです、彼(涙)!

「ま、今回はこれかな!一つだけ具体的な作品がないけど、確かにあるある!って分かるのが良い」

なるほど!というわけで社長賞は清水さん!

続いてスーパーパート隊Oさん、Sさんの鬼審査に参りましょう!

「ちょっとこれスゴくないですか!」

「全部ジブリ?小さいのに再現力たかーい!」

「これも可愛いいですね!確かにこういう箱に入ってた!箱も作ったんでしょ?すごーい!」

「飴玉まで用意したのえらい!こだわりを感じますね!」

……ね、最初は優しいんですよね。

「ししゃもの尻尾が曲がってる!さつきはこんな入れ方しません!」

きたきたー!総員、第一種戦闘配置!!

「お弁当に生卵はね、いただけないですね」

「このお弁当も『天気の子』ですよね?真ん中のこれは、原作に出てくるの?」

え、いや出てこないんじゃないですかね。

「真ん中にあるのに、関係ないやつなの!?」

あ、はい。

「関係ないのね……」

いや、あの、はい。すんません。

「この空白のとこ、気になりますねー。これ、あの人のでしょ?」

そうです、Sサワさんのです。なんか

“最優秀賞”だけで1時間かかって心が折れた

って言ってましたよ。

「あー分かる!Sサワさんそういうとこあるよね!

大風呂敷を広げたわりに、途中でくじけて小さくまとまる

みたいな 笑」

あーあれですね?イタリアンカラーでまとめようとして、最終的に生の大根入れちゃう、みたいなとこですね?

「がんばってるのは、伝わるんですけどね、毎回」

そうなんですよ!がんばってるんです、彼!大器晩成なんです、きっと!

というわけで(←どういうわけだ)Sさん賞は織田さん!

Oさん賞は福迫さん!

そして総合優勝は赤崎さーん!

というわけで賞状の授与です!今回の勝因はズバリ!なんでしょう?

「きっとみんなカブるなと思って。スーパーパートのお二人の思い入れのある作品も分からないので、全部つくっちゃえ!どれかはきっと好きなはず!と思って数で勝負しました 笑」

いやー見上げた根性です。「見上げた根性」という言葉を生まれて初めて使いました。

というわけで第9回大会は、3度目の優勝・赤崎さん!優勝回数単独トップに躍り出ましたー(羨ましい!)

次回、7月のテーマは「夏野菜」です!ナスにトマトにきゅうり。ビタミンカラーのビビッドでおいしそーなお弁当が並びますよーきっと!

次回もお楽しみに〜♪

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