入社して一ヶ月が立ちました! 白澤です。
学ぶことが多く、充実した日々を過ごしております。
その中で今回は照明について書こうと思います。
照明って、ただ明るさを確保するためだけに設置するのはもったいないと思っています。照明計画によって空間の雰囲気を作り出すことができます。
今回はベガ荘で、その手法をお見せ致します。3つあります。
まず1つめ、照明の高さで、空間の重心を決めることができます。吹き抜けのあるリビングを見てみましょう。
吹き抜けがあることで、空間の重心が上に行き、とても開放的な空間を作ります。次に同じ吹き抜けのあるリビングで夜にスタンドライトのみつけます、
違いが感じられるでしょうか?
空間の重心が下がり、落ち着いた空間が演出されると思います。
同じ吹き抜けのあるリビングでも、時にはみんなで盛り上がり、時には落ち着いて話をするといったような、シーンに合わせた空間を照明が作り出すことができます。
実はこのように落ち着いた雰囲気を作り出すには、高さ以外にも違いがあります。それは、色温度。その名の通り照明の色に違いがあります。
スタンドの色は電球色、赤みのある色で、見ている人に落ち着きを与えます。
一方で作業の能率を上げる際には昼光色と呼ばれる、太陽の日照の色をした 照明を用います。
リビングでも落ち着いて話をしたいと思う際には、電球色の明かりを用いるのが良いかと思います。
最後にもう一つ、照明のデザインを考慮しないといけないです。
例えばベガ荘の和室には、和紙と竹を用いたデザインの照明が用いられてます。
和室が畳や漆喰など自然素材で構成されているので、同じ自然素材を用いた照明が空間に溶け込んでいるように感じられます。
個人的にこの和室に先程のアルミ製スタンドを使用してはいけないと思います。この和室に対してが高いこと、金属質の見た目が落ち着きのある和室の空間に反するデザインであるからです。
このようなことを意識して、照明を設置することで、お家の雰囲気をうまく作り出すことができると思います。ぜひお家作りの参考にしてみて下さい。