雨やどりの
Flat house

土地は、鹿屋の畑がまだ残る、静かな住宅街の東南角地。
ビルトインガレージは車2台と自転車2台停められるゆったりとした造りでつい雨宿りしたくなるような心地いいスペース。
玄関に入ると家族は、玄関入ってすぐの洗面所で、すぐに手洗い・うがいができ、土間収納を通り抜け、キッチンへとつながっていく。
家の中心はキッチン。
ここから家のほぼ全てを見渡せる。
キッチン近くには、家事を楽にするために、洗濯物を洗う、干す、たたむ、収納する、までを近い動線で各スペースを配置し、さらに家でパソコンを使う頻度が高い奥様が使いやすいよう、書斎コーナーと本棚も、キッチンのすぐ横に配置した。
リビングは畳のリビング。
２０㎝の段差をつけた理由は二つ。
隣にあるダイニングテーブル座った時の目線のレベル差を小さくするため。
もう一つは小上がりにすることで、歩く床から上り清潔感を感じるため。
家の奥にある和室は、雨の物干し室でもあり、洗濯物をたたむ場所でもあり、宿泊室でもある。
すべてのモノに、居場所（収納場所）を与え、すっきりした生活ができるよう考慮した。