洞くつRenovation
家づくり実例集
林の家
「焚き火のための小屋を」
それがご夫婦の願い。
童心に帰ったような
茶目っ気たっぷりの
眼差しが印象的だった。
普段は街中に住むご夫婦が
焚き火を愉しむための別荘。
普段の暮らしから距離をおき
世界線を違える佇まいを志した。
北向きの景色に対して
壁を三枚立ち上げたような形。
壁と壁の間には
「堂」と「室」を配置する。
「堂」とは外部、
「室」とは内部である。
これはご夫婦から学んだ考え方で
この2つの空間を程よく配置すると
心地よさもまた立ち上がるのである。
ご夫婦にとって
ここが非日常への入り口であり
自然との結節点。
そんな家になることを願って。