厨子


日常に“祈り”を。
人のためだけでなく、暮らしや、家族や、自分のために。
心落ち着け、ただ手を合わせる時間が、あなたを日々の喧騒から解き放ちます。
開発の背景
日本人が古来大切にしてきた「手を合わせる」という風習。
しかし、住環境の変化に伴い、従来の大きな仏壇を置く場所は失われつつあります。
一方で、変化の激しい現代において「心を整える時間」の価値は高まっています。
「核家族、単身、二世帯といった多様なライフスタイルに馴染み、日常に溶け込む祈りの道具を」
そんな想いから、鹿児島・川辺仏壇の職人たちとの共同プロジェクト「Buddan furniture」は始動しました。
3つの特徴
「日常」と「聖域」
壁付けを可能にし、奥行きをわずか16cmに設計。
扉を開けば黄金の空間が広がり、閉じれば端正な家具として佇みます。
量感を抑えたデザインは、リビングや寝室の壁を「祈りの場」へと変え、飾り棚としても機能します。
経年変化する「本物の素材」
木目を活かした拭き漆仕上げのヒバ材、金箔、そして無垢真鍮を削り出した取手。
時が経つほどに艶が増し、世代を超えて受け継がれる美しさを宿しています。
川辺の職人による「分業の美」
鹿児島弁でお仏壇のことを「おぶっだん」といいます。
伝統的な工芸として鹿児島県南九州市川辺町には昔ながらの仏壇作りのノウハウが残っており、町内で仏壇製作の全工程を担うのは全国的にも稀です。
木地を作り、組み立てる。
漆を塗り、金箔を貼る。
金物を製作し、取り付ける。
3ヶ月以上の月日をかけ、各分野の熟練職人が連携して一柱を組み上げます。
仕様
素材:ヒバ、漆、金箔、真鍮
機能:厨子、飾り棚、抽斗収納
寸法:W66cm × H48cm × D16cm
技術:拭き漆・金箔(漆職人)、取手製作(彫金師)、木地製作(木地職人)
プロジェクト:Buddan furniture(株式会社IFOO × 鹿児島県 × 川辺仏壇)